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歯科衛生士の平均転職率は76.4%。この数値から考えれば、今現在「転職したい…」と考えている歯科衛生士のアナタは、決して珍しい存在ではなく、むしろ多数派です。 ここでは、歯科衛生士の主な転職理由や平均月給、平均転職回数などの基礎知識をご紹介しています。
歯科衛生士の転職理由は、勤務形態が常勤か非常勤かにより異なる傾向があるようです。
常勤歯科衛生士におけるもっとも多い転職理由は、経営者との人間関係。歯科医院における経営者とは、一般に院長を指すでしょう。
勤務先の規模にもよりますが、一般的な歯科医院では、比較的狭い空間の中で多くのスタッフが働いています。院長との距離も近いことから、相性が合わなくても逃げ場がありません。院長だけではなく、同僚の歯科衛生士との人間関係も、大きな転職理由の1つのようです。
一方で非常勤歯科衛生士におけるもっとも多い転職理由は、出産や育児などのライフステージの変化です。もとより常勤ではなく非常勤で働いていること自体、その時点でのライフステージが影響してのことかもしれません。
なお、非常勤歯科衛生士の場合、給与等の待遇面への不満から転職を決意する例は少ないようです。一般に非常勤歯科衛生士の平均時給は1,500~2,000円と高い傾向にあります。
歯科衛生士の平均月給は、残業代込みで約25.1万円となっています。平均賞与額は約47万円で、あわせて平均年収は348.2万円です。
なお、この調査は10名以上の歯科衛生士が在籍している民間歯科医院を対象としています。在籍人数や診療地域によっては、年収が上下する可能性もあるでしょう。
日本歯科衛生士会がまとめた報告によると、歯科衛生士の転職率は76.4%とされています。他の業種と単純に比較はできませんが、転職率が非常に高い職種であることは確かなようです。
転職回数としてもっとも多い回答は「1回」。1回程度の転職なら他業種でも一般的に見られますが、歯科衛生士の場合、「4回以上」と回答した人の割合も19.6%と高いことには注目です。
歯科衛生士に転職回数が多い理由としては、上述の「経営者との人間関係」のほかにも、売り手市場であることが挙げられます。求人数が非常に多いため、現在の歯科医院よりも条件の良い歯科医院に転職しやすい、という理由です。
採用する歯科医院側としては、歯科衛生士は転職の多い職種であることを十分に承知しています。そのため、仮に転職回数の多い歯科衛生士が求人に応募してきたとしても、前職場の退職理由が正当なものであれば、基本的に採用に不利になることはないでしょう。
むしろ、きちんとしたスキルやコミュニケーション能力があれば、たとえ転職回数の多い歯科衛生士であっても、即戦力として重宝される可能性があります。
新卒と比べて就職活動が厳しいと言われている第二新卒ですが、歯科衛生士という職種で言うと当てはまりません。国家資格を所有し多少なりとも社会経験を積んだ人は、現場の高く望まれる人材と言えるでしょう。
大切なのは短期間で離職にいたった理由を適切に説明できるかという点。将来に向けて意識高く転職したことを伝えるようしっかり準備しましょう。
歯科医院の見学は採用後のミスマッチを防ぐのに有効で、多くの歯科衛生士が転職活動を行う際に気になった歯科医院の見学を行っています。見学で確認すべきポイントとしては、院長やスタッフの人柄、仕事内容、患者層、忙しさなど。しっかりとポイントを押さえて見学に臨むことで、自分に合った歯科医院を見つけやすくなります。
面接で必ずと言っていいほど聞かれるのが、転職や退職の理由です。様々な理由が考えられますが、伝え方によってはマイナスな印象を与えてしまうことがあります。知らぬうちにネガティブなイメージを与えないためにも、効果的な転職理由・退職理由の伝え方を把握しておきましょう。
歯科衛生士として転職する際、パート勤務で働くか悩む場合もあるでしょう。ここでは、歯科衛生士の平均時給やメリット・デメリットについて紹介しています。自分のライフスタイルに合わせた求人を探し、無理なく働ける環境を選ぶためにも、参考にしてください。