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厚生労働省の調査によると、令和3年10月1時点における全国の医療施設総数は182,800施設です。そのうち歯科診療所は67,899施設で前年より25施設増加という結果でした。
コンビニエンスストアでも約50,000店舗といわれています。合わせて歯科医師も年々増加傾向にある状況です。歯科医院や歯科医師が飽和状態と考えられるため、バランスを取り、歯学部の定員を減少する、歯科医師国家試験の水準を引き上げて新規に参入する歯科医師を削減する動きも見られます。
歯科医師は増加していましたが、歯科医療従事者は慢性的な人手不足という話も出ています。
厚生労働省の職業情報提供サイトで、産業別労働者過不足判断DIを見ると、歯科助手の正社員は2023年2月で63、パートタイムで36です。グラフ値が大きいと人手不足と判断できるため、歯科助手の正社員は人手不足といえるでしょう。歯科助手は1996年の従事者数は10万人でしたが、2017年では7万人を切ったという話も出ているようです。歯科助手は慢性的な人手不足状態といえるでしょう。
厚生労働省の職業情報提供サイトによると、令和4年度、歯科医師の全国有効求人倍率は3.39です。就業形態では、正社員や正規の従業員では65.5%、パートタイマーは44.8%、派遣社員は3.4%という結果でした。
令和4年度の平均有効求人倍率が1.31倍です。前年度比較だと0.15%アップ。また、令和5年度の有効求人倍率は1.32倍です。比較すると全業種の中でも歯科衛生士は売り手市場といえるでしょう。
歯科医院やクリニックの患者は、一昔前のような「虫歯の治療」での診療から徐々に来院の目的が変わっています。たとえば予防と歯並びといった見た目の美しさを求めて通院する方が増えているようです。
「虫歯ができたから歯医者に行く」ではなく「虫歯にならないように歯医者に行く」という考え方も強くなりました。治療技術もアップしたことで、予防技術もアップしています。
美への意識の高まりは年々大きくなっています。ファッションやダイエットやトレーニングで体を鍛える以外に、歯並びの美しさを目指す方も増えているようです。歯の矯正といえば、かつてはワイヤー矯正のような治療が多く目立っていました。歯科技術の向上によって、マウスピース矯正のような負担の少ない目立たない矯正治療を選ぶ方も増えています。また、インプラント治療で歯並びを矯正する方も増えてきました。
少子高齢化は日本の問題点の1つですが、歯科医院にも大きな影響を与えています。高齢化社会が加速したとき、65歳以上の患者数は増加するのは明らかです。高齢者に対する補綴治療、歯周病治療などは高いニーズが見込まれています。高齢者になると通院が難しくなる方も増えるでしょう。訪問歯科に対応できる歯科医院は、高齢の患者本人や介護をする家族から感謝され、リピートしてもらえる可能性が上がります。