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ここでは、顎顔面矯正とはどのような治療方法なのか、その概要と効果について解説していきます。
顎顔面矯正とは、見た目の歯並びだけを整えるのではなく、顎の骨・顔の骨格全体を矯正する方法です。具体的には、急速拡大装置を用いて上顎の正中口蓋縫合を広げていき、歯が並ぶスペースを確保。正しい歯並びと骨格の成長を促します。
体の成長を利用して行う矯正治療であるため、乳歯のある幼児期・小児期からの早期治療が有効。早い時期から治療をスタートしてさまざまな問題を解決していくことにより、キレイな歯並びだけでなく健康な体づくりも期待できるようになります。
上顎前突・叢生・反対咬合といった、不正咬合の主な原因は上顎の発育不全と言われています。そのため、顎顔面矯正で成長期に上顎の発育を促し、本来の発育へと導くことは、美しい歯列を実現するために有効と言えます。
また、上顎の発育不全は鼻呼吸不全による口呼吸を引き起こしやすいとされていますが、顎顔面矯正では鼻咽腔の発育も促すことも可能。正しい鼻呼吸を身につけることができ、健康な体の発育にもつながります。
骨格が完成した後に行う成人矯正と異なり、小児の矯正治療は成長期を利用して骨格のバランスを整えることが可能です。上顎の発育が完了するのは10歳前後と言われているため、早い時期から顎顔面矯正に取り組めば、歯並びだけでなく顎や顔全体の骨格バランスも整えることができるのです。
「常に口をぽかんと開けている」「いびきを良くかく」といった子どもは、上顎の発育不全から口呼吸になっている可能性があります。上顎が小さいと鼻腔も小さくなり、どうしても口呼吸になりやすいのです。
口呼吸は歯列不正の原因となるほか、体内に雑菌やウイルスが入りやすくなり免疫低下を引き起こすリスクがありますが、上顎の形成を促す顎顔面矯正を利用することで、改善へと導けることがあります。
発育不全により上顎が小さくなると、寝ている間に舌がのどの方へと落ち込み、いびきや無呼吸症候群を引き起こすことがあります。そういったトラブルも、顎顔面矯正で改善できる可能性があります。
また、おねしょの改善にも有効であるとされています。睡眠時無呼吸症候群は、睡眠時に10秒以上呼吸が止まる症状を指しますが、この症状を持つ子どもの多くにおねしょが認められているのです。つまり、顎顔面矯正によって上顎と鼻腔が広がり無呼吸症候群が改善すれば、おねしょも改善できる可能性があるということです。
さらに、口呼吸だとアレルゲンが体内へ侵入しやすくなり、アトピー性皮膚炎や喘息といったアレルギー症状を引き起こすこともありますが、こちらも鼻呼吸を促すことで改善・予防できる可能性が高まるでしょう。
ワイヤー矯正とは、歯にワイヤーを装着して力をかけ、歯を動かして正しい歯並びへと整える方法です。一方、顎顔面矯正は急速拡大装置という固定式の装置を上顎の内側に装着し、徐々に骨格を広げていく方法となります。
ムリな力をかけて歯を動かすワイヤー矯正では治療後の後戻りが懸念されますが、上顎の成長を促して歯並びを整えていく顎顔面矯正は後戻りの心配がほとんどありません。
名古屋市守山区で顎顔面矯正を学べる環境にあるのは、Salus白沢歯科クリニックが唯一です(2022年11月時点。公式サイトで求人を掲載している名古屋市の医院のみに限定)。佐藤院長は顎顔面矯正のパイオニア的存在である黒江先生に師事し、治療を提供しています。
佐藤先生の根底にある考えは、「口腔内が良くなれば健康や身体の具合も変わる」ということで、ひいては寿命を延ばしていきたいと考えています。